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執筆者の写真佐藤 琢朗

「見える化」で将来の自分を作る~客観的に自分を育てる方法論を学ぶ~

更新日:2021年8月23日






1  自分のことは自分が一番分かってない。


私は、よく調子が悪くなる。もう風物詩になっているぐらいである。

それは、それでよしとしているのだが、なんだか変えたいとも思っている。一年間絶好調の人はいない。しかし、それが、見えない。何かしら自分を変える手段を持っているのである。「見える化」の本質は、次である。


人間が本来持っている責任感や能動性、やる気を信じて、企業活動上のあらゆる問題や事象を顕在化させ、『視覚』に訴えていくこと。


遠藤功の『「見える化」勉強法~「現場」から発想する思考術&トレーニング~』(日本能率協会マネジメントセンター)は、「現場」を大切にしているTOSSの主張と重なる。「見える化」は、教育現場でこそ生かされる。

なぜ、自分が調子が悪くなるのか。この解決のヒントも「現場」にある。うまくいかないサイクルをどうやって脱出するか。

やはり、刺激なのである。日常を非日常にする緊張感が必要なのである。椿原正和氏は、それを「走りながら休む」と言った。


2 「この3ヶ月間、何人の教師以外の人と、仕事以外のことを話しましたか?」


『入門!システム思考』枝廣淳子+内藤耕(講談社現代新書)では、調子の悪くなった原因を自分に求めていない。システムに起因するモノだとする。

『「システム思考」とは、社会や人間が抱える物事や状況を、目の前にある個別の要素ではなく、それぞれの要素とその「つながり」が持つシステムとして、その構造を理解することである。』だから、小さな力でも大きく構造を動かせるポイントを見つけ、変革をデザインすることができるとする。「レバレッジ・ポイント(てこの作用点)」という。


私の場合、「走りながら休む」は、5時以降にあった。教師以外の人とのコミュニケーションが刺激になっているのだった。栃木の山口浩彦氏の講座を聞いた。山口氏の動きは、軽快。まさに「走りながら休んで」いる。これが私のレバレッジ・ポイントになっている。私も熊本で教師以外の人とどれだけ関われるかがポイントである。

今年の夏は、環境系のNPOで講師をした。


参考になったのが、『効果10倍の<教える>技術』古田新一郎(PHP新書)である。社会人に対する授業も子どもに対する授業も同じ原則である。しかし、客観的に自分の教える技術の向上となった。今後は、参加体験型の研修も取り入れていく。シラバスの作成や「学び」を応用する方法で今後も取り入れていく。


5時以降の活動が刺激となって、本来の仕事にも張りが出てくる

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