
春一番のどんぐり植樹
- 2月22日
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2月22日(日)。
3連休の真っ只中という慌ただしい日程にもかかわらず、私たちの呼びかけに集まってくれたのは総勢19名の力強いどんぐりの仲間たちでした。
遠くで阿蘇の野焼きの煙がたなびき、春一番が吹き抜ける。そんな長閑さと力強さが同居する空気の中で、私たちは「100万本の森」への確かな一歩を刻んできました。
1時間半で300の命を土に託す
今回の舞台は、阿蘇熊本空港ホテル エミナース様が提供してくださった特設の育苗地です。これほど素晴らしい環境を用意していただいたこと、関係者の皆様には感謝の言葉も見つかりません。
驚いたのは、参加者の皆さんの集中力とスピードです。13時に作業を開始し、300を超えるどんぐりたちを一つひとつ丁寧に、かつ流れるような手際で植え付けていく。気がつけば時計の針は14時30分。わずか90分という短時間で、これだけの数の命を土に宿すことができたのは、一人ひとりの「この森を育てたい」という熱量の現れに他なりません。
少し動くだけで汗ばむような陽気の中、土に触れ、その感触を確かめる。それだけで、理屈を超えた充足感が心を満たしていくのを感じました。
科学の力:秘密の液体「フルボ酸」
植え付けの仕上げには、私たちが「秘密の液体」と呼ぶフルボ酸を散布する予定です。
フルボ酸は、土壌にあるミネラル分を「キレート化(吸着)」し、植物が吸収しやすい形に変えてくれる。この微細な化学反応が、どんぐりたちの根を強く、深く育て、阿蘇の厳しい冬をも乗り越える逞しい苗へと変えてくれるのです。
子供たちの歓声が響く、真の教育現場
作業が終われば、そこは子供たちの独壇場でした。
どんぐりを一生懸命植えたかと思えば、次はビニールハウスの骨組みにスルスルと登り、木を駆け上がり、鬼ごっこに興じる。泥だらけになった笑顔こそが、私たちがこの活動を通じて守りたい景色そのものでした。
ただ知識を詰め込むのではなく、土の匂い、風の温度、そして自分の手で命を植える手応えを全身で感じる。
これこそが、何にも代えがたい「本物の学び」ではないでしょうか。


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