MISSION
代表ご挨拶
この度、「熊本の湧水を守ろう会」の代表に就任いたしました。
たくちゃんせんせーこと佐藤琢朗です。
私たちがどんぐりと向き合い始めて、あっという間に5年の歳月が流れました。
30年以上活動を続けている「ECOシティー研究会どんぐりの木」。
その活動に学びにどんぐり族の仲間入りをしました。
手のひらにコロンと乗るほどの、あの小さな一粒。
そこからひっそりと芽吹き、苗となり、やがて山に深く力強い根を張る。
このささやかで、それでいて気の遠くなるような命の循環に、
私たちはただひたすらに希望を託してきたのです。
蛇口をひねれば当たり前のように澄んだ水が出る。
そんな恵まれた日常を、私たちはつい「永遠に続くもの」だと錯覚してしまいがちです。
無理もないことかもしれません。
しかし、人間がむやみに足を踏み入れ、深く傷つけてしまった森は、今この瞬間も静かに悲鳴を上げている。
森が痩せれば、大地は水を蓄える力を失い、川のせせらぎも、海がもたらす豊かさも、少しずつ確実に失われていく。
私は、森を育てることは、私たち自身の未来の命を育てることそのものだと確信しています。
熊本が世界に誇る、この奇跡のように透き通る地下水。
このかけがえのない恵みを、どうやって次の世代へ手渡していくのか。
小さな一粒のどんぐりに込められた無限の可能性を信じ、皆さまと共に土の匂いを嗅ぎ、汗を流しながら、本来の命の森を取り戻していく所存です。
私たちのミッション
私たちは、どんぐりの木を通じて自然の循環を肌で学び、
人間によって破壊された地球の緑を取り戻すための環境活動を展開しています。
1. 命の貯水池、森の再生
拾い集めたどんぐりを発芽させ、大切に育てた苗を山へ還す。
大地にがっちりとしがみついた根は、山の保水力を飛躍的に高める。
それは巨大な天然のダムとなり、恐ろしい洪水を防ぐと同時に、
熊本の誇りである清らかな地下水を静かに守り抜くのです。
2. 森から海へ、命の連鎖を繋ぐ
山に降った雨は、ふかふかの落ち葉のベッドをくぐり抜け、
豊かなミネラルをたっぷりと含んで川へ注ぎます。
その水が海へと辿り着くとき、魚貝類や海藻を育む命の源となる。
山と海は決して切り離されたものではありません。
私たちは植樹という手作業を通して、この広大で美しい命のネットワークを修復します。
3. 呼吸する地球を取り戻す
すくすくと成長するどんぐりの木々は、大気中の二酸化炭素を吸収し、清浄な空気を生み出します。
地球温暖化という壮大な課題に対し、私たちのアプローチは非常に泥臭く、地道なものに映るかもしれません。
しかし、自分の手で土を掘り、苗を植える。
この確かな手ざわりと行動こそが、地球を癒す最も確実な一歩だと信じています。
その目標が、どんぐりの木100万本計画なのです。

